二戸地域内でも有数の観光名所である「馬仙峡(ばせんきょう)」ですが、意外と地域住民も「どこからどこまでが馬仙峡?」と聞くと「そういえばどこまで…?」となってしまいがちです。

そこで、このページを見ていただいたご縁として、二戸市のシンボルとも言える「馬仙峡(ばせんきょう)」についてご紹介させていただきます。

馬仙峡とは…

馬仙峡とは、岩手県葛巻町東部から青森県八戸市までを流れる一級河川「馬淵川(まべちがわ)」のうち、中流の渓谷地帯にある仙境を指します。
位置としては、安比川との合流地点から、男神岩&女神岩、大崩崖を含めた一帯を指します。

※馬仙峡という名称は岩手県の初代県知事である国分謙吉氏によって命名されました。

男神岩・女神岩

二戸といえば!の景勝地である男神岩、女神岩。
馬淵川にかかる希望大橋から眺めて左側が男神、右側が女神です。
※かつては逆だった時代もあります

馬淵川からの標高は男神岩が180m、女神岩が160mとなっており、大きさから言えば国内最大の夫婦岩。

橋の上や国道から眺める景観も勇壮で素晴らしいですが、「男神岩・女神岩 展望台」もありますので、ぜひ上からの眺めもお楽しみいただければと思います。

一帯が落葉樹林となっているため、季節によってさまざまな表情を見せることも見どころのひとつ。

お近くにお越しの際は、ぜひ一度ご覧になって見ていただきたいです。

大崩崖(おおほうがけ)

大崩崖は、男神岩女神岩の対岸に位置する砂岩質の巨岩です。

一枚岩が長い時間をかけて浸食され、山肌に露出したものとなっており、男神岩、女神岩と並ぶ景勝地です。

昔は大崩崖の真下まで遠足で行ったり…ということもあったようですが、現在は崩落の危険性等を考慮して、離れた所から眺めて楽しむところとなっております。