二戸市では地域おこし協力隊を募集しています。

「地域おこし協力隊」とは、都市部の人口集中状況を緩和するための施策のひとつで、都市地域から地方への移住を円滑化するために、最長三年間の任期付きで給与支給がありながら、地域と溶け込んで移住を成功させる…といった制度です。

縁もゆかりもない地域に飛び込むのはやはりハードルが高いものですが、本制度を活用することで自治体、地域の方と円滑につながることができるため、移住するにあたってのリスクを低減して実現することが可能です。

★制度詳細は下記の記事をご覧ください

この地域おこし協力隊制度ですが、やはりあちこちの地域で隊員と自治体側のアンマッチも聞かれます。

そこで今回は、二戸市のこれまでの協力隊定着率についてご紹介をいたします。

二戸市の地域おこし協力隊定着率

地域おこし協力隊は最長3年間という任期が設定されています。

そのため、任期終了後は自分で定住するかどうかを選択していただくことになるのですが、ここで地域から転出される方も中にはいらっしゃいます。

任期終了後も同地域に住み続ける方の割合=定着率というのが、全国の自治体から統計を取った結果およそ65%程度と言われています。

これが、二戸市の場合は下記のようになっており、おおよそ63.6%と全国水準と大きな乖離もない数値となっています。

中でも二戸市の協力隊運用の特徴として、

  • 全国一の漆産業に従事する方を協力隊として採用
    →3年間で手に職をつけて自立ができる
  • 既に個人事業主として活躍されている方を採用
    →事業基盤もすでにある方がより地域内で活躍=定住につながりやすい
  • 農業従事でノウハウを継承
    →新規就農を安定的に収入を得ながら果たすことが可能

といった形で、卒業後の収入源のイメージがしやすい運用が多くなっております。

漆産業に従事する方の中にはどうしても体質的に合わずに泣く泣くあきらめざるを得なかった方もいらっしゃいますが、ご自分が興味のある分野に飛び込めるこの制度を活用した方は、概ね満足度が高いことをお聞きしています。

地域おこし協力隊制度を活用することにより、
①じっくり定住準備ができる
②低リスク起業が可能
③支援制度も充実
というメリットも多数ございますので、ぜひご検討いただければと思います。

二戸市の協力隊は原則「個人事業主として」の採用となるため、自治体と隊員の仲たがいの原因となりやすい「副業の可否」について、基本的にほぼ制限なしに副業可能なのも大きな特徴のひとつです。

二戸の地域おこし協力隊について、ぜひ一度ご覧いただければと思います。

記事作成時点で募集中の地域おこし協力隊情報