二戸市浄法寺町にあります天台寺。

その歴史は古く、仏像の制作年代等からすると遅くとも平安時代後期、11世紀から12世紀の頃には創建されていたとみられています。

瀬戸内寂聴さんが住職を務めたことでも有名で、今でも信仰者や観光に訪れる方の多いスポットです。

長い間風雪に耐えてきた天台寺は本堂や門の損傷がひどく、平成25年(2013年)より修復作業が行われ、令和2年(2020年)に完了しました。

工事の進捗について(天台寺HP)

改修以前は銅板葺きの屋根でしたが、今回の補修では「建立当初の姿に」という合言葉の元、本堂は厚さ1cm程の杉板を重ねていく「とち葺」に。仁王門は鉄板葺から、厚さ3㎜程の杉板を用いる「こけら葺」へと変更されました。

広大な敷地の中心に厳かに建つ天台寺を、ぜひご覧ください。

参道入り口近くの桂泉(かつらしみず)

参道はアジサイが植えられており、梅雨時期が特に見事です

天台寺(境内)

※境内に入る場合は参観料300円がかかります

天台寺所在地

アクセス例

 二戸駅 → 【バス30分】 天台寺バス停 → 【徒歩20分】 天台寺
浄法寺IC → 【車10分】 天台寺