二戸市ってどんな街?
二戸市は、人口およそ26,000人。岩手の北端に位置する市。
山間の開かれた土地で、市の中心部には一級河川でもある馬淵川が流れており、四季の移ろいを身近に感じられる自然と近い街です。
今回は、そんな二戸市を「暮らす上ではどんな街か」という視点でお伝えいたします!

移住する際大事なのは「生活しやすいかどうか」
この記事を書いている私自身も、2020年4月に移住してきた身。
実際に移住するためには、その地域が「暮らしやすいかどうか」がすべてだと思います。
移住情報を見ると何かと
「素晴らしい見晴らしの観光名所が~」
「世界に誇る名産品が~」
という情報ばかりが表に出てきがちですが、「生活する上でそれって大事?」と私は思うのです。
ですので、今回は移住する上で必要な要素を中心に情報提供させていただきます!
岩手県北の拠点なので、医療体制は万全!
まず初めに、二戸市の医療についてご紹介します。
地方移住をするにあたって、意外と不足しがちなのが「医療を受けられる環境」です。
小さい市町村はどうしてもお医者さんの数も多くないため、専門医療を満足に受けられない場合があります。
その点、二戸市は二戸圏域(岩手県北)の医療の拠点である二戸病院があるため、万が一の救急搬送時も十分な医療を受けることが出来ます。

地方ではどんどん数を減らしている周産期医療に対応した産婦人科も整備されており、若い子育て世帯も安心です!
※ちなみにこの記事を書いている私の長男も二戸病院で生まれました!
かかりつけ医も多数、万全の医療体制!
他にも、通院頻度の高い耳鼻科、皮膚科、消化器内科、循環器科、眼科、歯科医、小児科と、基本的な医院・クリニックが市内にあり、かかりつけ医としてしっかり対応してくれます。

日曜日の診療も可能です
「日曜日は病院やってないし…どうしよう…」という時も、市内の病院で休日当番医が輪番で指定されているため安心です。
まだまだ新型コロナウイルスが猛威を振るっているこの時期、心配事は尽きませんが、医療体制がしっかりしているに越したことはありません。
健康な時は病院なんてなくても大丈夫ですが、もしもの時に診てもらいたくなるものが病院です。
ぜひご検討の材料にしてください。
待機児童ゼロ!保育園・幼稚園はご安心を!

二戸市内には公立保育所3か所、認定こども園4か所、小規模保育施設1か所が整備されており、「働きたいけど保育園に入れられない…」といったことが起こりません。
3歳までの保育料無償化制度もスムーズにご利用いただけますので、こちらも安心です!
また、各地区で放課後学童教室も整備されておりますので、フルタイムでの就業も可能です。
こども医療費補助についての所得制限も撤廃され、何かと出費の多い子育て世帯へのサポートが手厚い地域と言えるのではないでしょうか。
交通の便が整っています!
新型コロナウイルスの影響で、なかなか県をまたいだ移動が心配な今日この頃ですが、もしも自由にあちこち行けるようになったら、二戸市はおすすめです!
二戸市は、陸の交通網がしっかり整備されています!
二戸市には『新幹線停車駅』がある!
二戸市中心部にある二戸駅ですが、二戸にはなんと新幹線が停まります!
岩手県内には7か所しかありませんので、他地域に比較して利便性が高くなっております。

新幹線利用の場合の移動時間目安
- 青森県八戸市まで-12分
- 岩手県盛岡市まで-25分
- 宮城県仙台市まで-1時間1分
- 北海道函館まで-1時間45分
- 東京まで-2時間45分
時間帯によっては東京まで3時間を切る便もあります!
毎日の通勤には厳しいですが、テレワーク等柔軟な働き方をされている方であればなんとか通えるかもしれません。
近隣の栄えた地域までの所要時間もそう長くないので、観光目的の旅行にもなにかと都合がいい地域です。
※新幹線停車駅でありながら、駅の駐車場の利用料金が1泊200円なのも隠れたポイントです
高速道路インターも完備!
二戸市中心部から車で20分ほどにある一戸IC、35分ほどにある浄法寺ICがあり、車でのアクセスも良好となっております。
地方ではどうしても車社会なので、遠出の時も車で行く選択肢が挙がります。
近隣地域への「ちょっとそこまで」も容易ですね!

全国チェーンも多数!日々のお買い物も困らない!
人口2.6万人規模の二戸市にはチェーン店も多数出展しており、日ごろのお買い物も困りません。
代表的なところで言えば、
- ユニバース(食品系総合スーパー、東北系チェーン)
- JOIS(食品系総合スーパー、東北系チェーン)
- 平禄寿司(回転寿司)
- すき家(牛丼チェーン)
- まるまつ(ファミリーレストラン)
- マツモトキヨシ(ドラッグストア)
- 薬王堂(ドラッグストア)
- ハッピードラッグ(ドラッグストア)
- コナカ(紳士服)
- しまむら(衣料品)
- 西松屋(乳幼児・妊婦商品全般)
- セリア(100円ショップ)
- ローソン
- ファミリーマート
- セブンイレブン
- かんぶん(ホームセンター – 岩手本社)
これだけのチェーン店がありますので、土地勘が付かない引っ越したての時期も、生活に困ることはありません。
もちろん、チェーン店でないものの魅力的なお店もいっぱいあるので、生活に慣れてきたらぜひ地域のお店も利用していただければと思います。
各エリアの特徴について
ここがツライよ、デメリット
ここまで、生活しやすい点としてあれこれ挙げて参りましたが、正直なところデメリットもございます。
移住後に「こんなところ来るんじゃなかった!」と言われないように、ここにちょっとイマイチポイントをまとめておきます。
食べ物系のチェーン店が少ない
マクドナルドやスシロー、スターバックスなどなど、都会の代名詞であるチェーン店は、二戸市も例外にもれず、進出しておりません…。
ですので、それらが恋しくなった場合はちょっと足を延ばした先の地域で楽しむことになります。
とはいえ、地域内においしい飲食店も多数ございますので、決してお口を飽きさせない地域であると思っております!
※車で50分ほどの青森県八戸市には、スタバはもちろんコメダ珈琲まで進出してきましたのでご安心ください
公共交通機関の路線数が少ない
都心部と比較して利用者自体も多くないため、公共交通機関の路線数は決して多いものではありません。
二戸市も車社会でありますので、通勤や生活に車があった方が便利な地域…というか、無いと不便な地域であると感じます。(個人的な意見ですが…)
自動車学校も自動車販売店もございますので、ご入用の際はお手伝いすることが出来ます!
(イマドキの車であれば中古で50万円以下の車でも問題なく走りますので、安い車探しのお手伝いもいたします)
…以上がデメリットポイントとなります。
思ったよりも少ないかもしれません!
地方移住でよくある「集落関係トラブル」ですが、これを書いている私個人の感覚では、古い慣習による住みづらさは今のところ感じておりません。
地域の催しへの参加強要や、見張られている感じがするとか、権力者へのあいさつ回りが必要とか、それ系のブラックな部分はありません。ご安心ください!
ほどよい距離感で暮らしている穏やかな地域ですので、ぜひご検討ください。
まとめます!
大変長々とお読みいただきありがとうございました。
最後に、この記事内でお伝えしたかったポイントをまとめて終わりたいと思います!
- 救急も出産も対応している大きな病院がある
- 待機児童ゼロで働きやすい
- 新幹線停車駅、高速ICがあってアクセス良好
- チェーン店多数で生活に困らない

- 食べ物系チェーン店が少ない
- 公共交通機関が少ない(要自家用車)
以上、ここまで読んでくださりありがとうございました。
お仕事探しやお住まい探し等、移住に関するご相談は随時受付しておりますので、ぜひお気軽にご連絡くださいませ!