二戸市内には縄文時代から江戸時代までの遺跡が約600カ所確認されています。

市の土地から考えると大変な数の遺跡を擁する地域で、先人たちが同じ土地で暮らしていたことの証拠として多数の遺物、形跡などが発掘されています。

先日は現在発掘調査中の晴山遺跡の一般公開が行われ、発掘作業中は立ち入ることのできないところまで見物することができました。

発掘の様子(二戸市埋蔵文化財センター-発掘資料より抜粋)

二戸市では現在住宅地とされている箇所にも遺物が遺されている場合があり、都度発掘調査を行っております!

固有種の化石も…!?

二戸の地層は主に新生代第3紀層中新世で構成され、海棲動物や樹木類の化石を多く含んでいて、全国的にも有名です。

発見された代表的なものとして、淡水棲の亀としては世界で1個体が確認されているきわめて貴重な「ユダクサカメ」や、約1580万年前に生息していた体長3メートルほどのケントリオドン科のイルカである「ニノヘイルカ」(二戸市歴史民俗資料館に収蔵)、約1500万年前に北太平洋沿岸に生息していた大型のほ乳類「パレオパラドキシア」(岩手県立博物館に復元骨格模型が展示)などがあります。

二戸の出土品・遺跡のデータベース

二戸市では、これまで出土した遺跡ごとに出土品をついてデータベース化しております。
下記リンクより閲覧いただけますので、ご興味あります方はぜひご覧ください。

二戸市埋蔵文化財センター-収蔵遺物データベース

二戸の歴史文化を学べる施設