二戸市は北東北の岩手県の、さらに最北端に位置する地域です。

そのため、冬季は冷え込みも厳しく、積雪に悩まされる時期も…

そこで今回は、二戸市に住んでいるとどの程度の雪が降るのか、どのくらい雪かきをしているのかについてご紹介します!

積雪量はまずまず、決して多すぎる地域ではありません

関東以南の方からすると「雪が降るだけで大ごとですよ」という方もいらっしゃることと思います。しかしながら「冬には雪が降るもの」というのが当たり前の北東北ですので、その視点でお話しさせていただきます!

二戸市近隣の青森市には国内で最も雪が降ると言われている酸ヶ湯があり、その積雪量は毎年4m近いものになるとか。

その酸ヶ湯有する青森市では市内中心部でも「朝晩30cmずつの雪を片付けないといけない」とか、「朝起きたら車が見えない」といったことが日常的に起こるようです…。

二戸ではそこまで降りません!ご安心ください!

週に2~3回は、10~15分くらいの除雪作業があるかなあ、という感覚です。

とはいえ、降るときはひざ下くらいまでの積雪があったり、車の運転も不安なくらいボタボタと降る日もありますが、そこまでの降雪は年に4~5回くらいです。

とはいえ、日ごろ全く雪の積もらない地域からお越しの方にはちょっと大変に思われるかもしれません…。

子供がいると、雪でかまくらや雪だるまを作ったり、そり遊びができたり、雪合戦ができたりと、雪を楽しむこともできる良い面もあります!

※掲載写真はすべて「二戸市内で雪がたくさん降った日」のものですが、冬の期間でも道路や歩道が見えるくらいに雪が無い時もありますので、ずっとこんな景色という訳ではありません

集合住宅の場合は共有部分の除雪が入るのかどうか、入居前に確認することも大切です。

自分のスペースは自分で片付ける、

低気温による生活の備え

雪が降るということは「気温も低い」ということの証左です。
二戸でも、日中から0℃を超えず夜中に-10℃を下回る極寒の日あります。

冷え込みの厳しい地域に住んだことのある方は経験があるかと思いますが、気温が低くなる夜には水道管の凍結による破損を防ぐために「水抜き」(※水下げと言われることも) をする必要があります。

また、自動車での移動が基本となるため、冬用スタッドレスタイヤの備えも必要になります。

生まれてこの方東北で育ってきた身としては「スタッドレスタイヤを持っていない地域がある=年中夏タイヤで不自由しない地域がある」と聞いたときは驚いたものですが、路面凍結の恐れがある冷え込みがある地域ではスタッドレスタイヤの装着が必須です!

また、住宅性能によってはエアコンだけでは底冷えしてしまう場合も。そうした時は石油ファンヒーターやダルマストーブを活用して暖をとったりすることもあります。

灯油を買いに行ったり、タンクに詰めたり。ストーブの上でおもちを焼いたりお味噌汁を温めたり…というのも冬の風物詩です。

こうした冷え込みの厳しい地域ならではの冬の暮らしですが、「住めば都」とはよく言ったもので、慣れるものです。

冬ならではのレジャーとしてスケートやスキー、スノーボードを楽しみやすい土壌でもありますので、もしも移住された際にはぜひそうした新しい体験にも踏み出してみてはいかがでしょうか♪